◎2012.12.6 ジャンルとは。

1



レポート:鷹霧 要




 すなどけいが活動するより以前から、来慣れた街・吉祥寺。

 12月に入り、恒例のイルミネーションも綺麗に点灯している。

 街はどこか、優しくて。

 けれど、吉祥寺駅の構内は耐震補強工事中でマスキングされてしまっているので味気なく、ちょっともの悲しい。

 工事が終わった部分は綺麗に変貌しているのだから、きっとこの場所も、私の知らない形に姿を変えてしまうのだろう。

 それは、昔からこの街が好きな私としては、淋しい気がした。


 変わらないものなんて、この世に何一つないんだろうけれど。



 私自身、11月は仕事が忙しくてバタバタしていて、Risaのブログもまともに見ることができないくらいだったのだが、12月に入り、師走に入る頃に何故か一段落して。

 勤務も遅番と早番に分かれたこともあって、早番の今日は残業もなく、吉祥寺にはかなり早い時間に着いていた。

 まだライブもSTARTもしていない時間だった。



 ライブ直前でメンバーはどうしてるかなと思いつつ、Risaにメールをいれてみると。

『ギリギリまでスタジオで練習するので、先に行ってて』

 という内容の返事。

 ・・・・。

 今頃?

 最近、コレ多いのかも。いや、むしろ常に?

 当日でもないと、それぞれが忙しくて合わせることができないのであろうと分かりつつも、これがゆったり、まったりでしか上達しない理由なんだろうなあ、と厳しいことを感じてみる。

 個人の技量は個別の練習で上がっても、合わせるとなるとまた別問題であることは想像に難くない。

 私は音楽に詳しくないとはいえ、ピアノなら3歳から15年やっていたので、それくらいのことなら推察できた。


 楽しければそれで良い。でも楽しさを追求する上で、多少は上手になってもらいたい。

 ・・・と思うのは、初期の頃からすなどけいを見守ってきた私のワガママなんだろう。

 けれど私がどうこういうよりも、本人たちが一番、そのもどかしさを感じていると思うから。







 ガッツリご飯を食べて、 吉祥寺CRESCENDOに向かうと、入口のところでCAP山とMACHIさんと出会った。

 ・・・どこで練習しているのだろうといつも不思議。道端で会わなかったし。さすがにこれだけごちゃごちゃしたメンバーなら、いくら周りを見て歩いていない私でも、気づきそうなものなのに。

 未だにその謎には感じるだけで、突っ込んで聞いたことないのだが、今度聞いてみよう。うん。
  ↑と言いつつ、結局聞いてない。大して解決したい問題じゃないからだろうなあ(^_^;)

 よくRisaは、練習の方が本番より良い! と言っているけれど、にわかには信じがたい・・・。

 時間があれば本当に取材にお邪魔したいくらいなのだけど。


 さて。今回のライブは、いつもはアコースティック系のライブなのだけれど、Rockイベント。

 人気のバンドがいるらしく、中は結構な人だった。

 ・・・立ち位置に迷う。

 いつも私が録画をしている場所にはすでに人がいて、アコースティックの時とは違い椅子もないので、どうしようかまごまごしていたところでRisaと会い、挨拶(=・ω・)ノした。

  ↑というのは、説明を端折り過ぎか。実際は目の前でRisaが通りすぎるのを何度か見送ってる。荷物を抱えていて、どこかへ急いで(たぶん控え室)行き来しているようだったから、放っておいただけなのだが(´∀`*)



 しかし・・・ロックって・・・ヽ〔゚Д゚〕丿スゴイ。

 相手の声が聞こえなくらいの爆音。久々に、鼓膜が破れそうな感覚に陥る。

 大声で会話しても、客席での会話なんて、全てが楽器や声にかき消される。他のオーディエンスは縦ノリ。すでに追いついていけない。

 楽器の音、ボーカルの声、ノリ、その全てがアコースティックとは違う。ジャンルが違うのだから、当然と言えば当然なのだが。まあ、ロックを聞くのが始めてというわけではなかったけれど、どうもアコースティックに慣れてしまうと、体に響く音楽を聴かなくなってしまうので、戸惑うことは仕方ないのかもしれないと自分を納得させる。


 感想は、一言。

 ロックって・・・何だか良く分からない。

 たぶんそれは、私が歌詞を聴かせる音楽にしか普段接しておらず、さして注目していないからだろうと思った。
 (Rockファンの皆様には申し訳ないが)



 良いと思える曲もあった。が、歌詞は・・・声が大きすぎて、逆に何を言っているのか聞こえない。

 ちなみにWikipediaで調べたところによると、ロックとは、諸説とらえ方が存在するものの、「8ビート、2ビートか、或いは16ビートで演奏される音楽である」とのこと。

 8ビートは、一拍の中にビートを4回刻むこと(八分音符がリズムの基本)

 16ビートは、一拍の中にビートを8回を刻むこと(十六分音符がリズムの基本)となる。

 これに分類される音楽は、ロックと称されるだろうが・・・ロックにも意味が様々あって、言葉ではイマイチよく分からない。

 つまりこの理論であれば、別に音が大きくなくても、このリズムを刻んでいれば良いわけだ。

 私のロックの認識は、基本的に「うるさい」ことが第一に挙げられるのだが。どうやら違ったようだ。


 しかしエレキギターや、ベース、そしてドラムの音は、やっぱりロックで聞いた方が良いのかもしれない。音は大きいなれど、響いてくる音は一番楽器を活かしているように聞こえた。


 そして、すなどけいの出番がやってくる。

 ⇒Rockという性質からだろうか。まごまごと準備支度が遅い。でもこれが助かった。

 メンバーが、過去最大級に横広がりをした配置だったため、人並みをかき分けて、最前列に出た私のカメラに全員入らない:(;゙゚'ω゚'):

 しかも何故か、メンバーの配置はライトが当たらない位置に潜ってくれてやがる。これ、映せるのか??



 あたふた。あたふた。どちらに向けても、斜めに撮っても、全員が画面に入りきらない!!

 なんでそんなに広がるんだお前らあああっ!!

 固定位置でカメラ持ってないと、腕の負担がすごいんだぞ!!

 手ブレだって凄まじいんだぞ!!ヽ(`Д´)ノ

 と、撮影者の苦労。



2へ





BACK